自治会誌WAVE
新海浜の風景
新海浜の息吹
新海浜の叙情


〒521-1136
滋賀県彦根市新海浜
1丁目1番地
TEL 0749-43-3272
メールは下記へ
singaih@maia.eonet.ne.jp
 

●新海浜の植物
新海浜一帯には、珍しい植物が多く生育しています。さまざまな理由や遠い外国から海を渡ってきた植物たち<帰化植物>はこの地を自分達のすみかとし、根を下ろしています。ヒメジオン、ナマツヨイグサ、タチオランダ、レンゲなどの珍種も多くみられます。また、モウズイカ、アレチモウジカ、ビロードモウズイカ、セイヨウミヤコグサなどは、新海浜特有のもので近年、ここ新海浜一帯は帰化植物の宝庫としても有名です。
砂浜には海浜性植物も数多く生育しています。タチスズシロソウ、ハマヒルガオなどがよくみられますが、オカトラノオ、メドハギ、テリハノイバラ、ハマエンドウもみられます。またこのハマエンドウは絶滅危惧種として稀少植物となり、ここ新海浜湖岸では新海浜住民を中心としたボランティアグループ<ネイチャーズ新海浜>により浜の保全活動の一環として、保護につとめています。
1987年頃、新海浜ではキャンプ場でしか生息していなかったハマゴウが広く分布するようになりました。また、ウスバカゲロウの幼虫、アリジゴクも数多く見られ、稀少生植物の宝庫として注目を浴びています。
●ハマゴウ
海浜性植物で主に暖温帯から熱帯海岸の砂地に生育しています。落葉低木で茎は地上を這うようにひろがって伸び、ところどころで枝を出していきます。7月頃から9月頃まで青紫色の花をたくさん咲かせます。葉や実に独特の香りがあり、漫荊子といわれ漢方の薬としても使われています。またこのハマゴウは大変めずらしく【新海町の町花】となっています。<滋賀県絶滅危惧増大種>
●ハマエンドウ
海浜性植物で主に海浜の砂地に生育しています。葉も花もエンドウに似ていますが長い地下茎を伸ばして増える多年生草木です。赤は赤紫色でエンドウより美しいと言われています。<滋賀県絶滅危惧種>
●ハマヒルガオ
海浜性植物で海浜性であるため内海での生育はめずらしく、県内各地で保護活動が行われています。地下茎を伸ばし4月頃から地上に出た茎が砂地を這い、5月末ころから淡紅色のアサガオを小さくした形の花をつけます。新海浜にあるハマヒルガオの群落は琵琶湖でも最大級の生育地です。<滋賀県郷土種>
<写真提供:ネイチャーズ新海浜>


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