Q&A

ベースフィルムについて
リケイ剤について
インクについて
接着剤について
メタリック用バックシートについて
市販印刷用箔の特徴について

ベースフィルムについて

Q1.ベースフィルムが何種類かありますがどの様に使うのですか?
A1.厚手の<MB-N150>フィルム(リケイ未処理)は厚さが150ミクロンと厚手で、片面セミマット片面グロスでリケイ処理することによりマット転写シート、グロス転写シートと仕上がりをどちらでも選べるようになっています。腰がしっかりしているため扱い易いフィルムです。
現像後はリケイ層はなくなります。
(フィルムリケイ剤を厚塗りロットでコーティングする)

A2.薄手の<UF-BE60>フィルム(リケイ未処理)は厚さが60ミクロンと薄手で両面グロス仕上げになっています。薄いベースフィルムの特徴を活かして、細かく切っての作業、また曲面、ゆるい3次曲面にも作業性が優れているフィルムです。現像後はリケイ層はなくなります。(フィルムリケイ剤を厚塗りロットでコーティングする)

現像後はリケイ層はなくなります
A4.多色刷り用<CP-NB75>フィルム(リケイ処理済み)は厚さが75ミクロンで片面シリコン焼き付けリケイ処理した透明グロスフィルムです、現像してもリケイ層がなくならないためD3方式しか使用できません。
1枚のシートに数色の色を使った多色転写シートを作るためのベースフィルムです。リケイ剤処理は必要ないですがシリコン焼き付け層が厚いため、1色目がインクがはじきかげんになるためインクを引く前にシッカロール処理を必要とします。2色目からはいりません。
(フィルムリケイ剤は不必要)

リケイ剤について

Q1.リケイ剤はどの様に使うのですか?
転写するためのリケイ層をつくるための材料です。
A1.フィルムリケイ剤準ワックスをベースに僅かシリコンを含有させたリケイ剤でひきむらも殆どなく厚引きロットでコーティングすれば一番安定したリケイ層になります。デメリットは標準ワックスは大小粒径ワックス剤で構成されていますが、通常インクロットでは大粒のワックス類をひっかき落とすためリケイ力のむらがでる場合があります。従って安定したリケイ力を維持するためには厚引きロットでのコーティングをおすすめします。

インクについて

Q1.OZUインクは他のインクと混ざりますか?
A.OZUインクはポリアミド樹脂でできています。従ってポリアミド樹脂でできている他のインクとは混ります。現状、転写シートインクの主流はポリアミド樹脂インクを使用しています。
詳しくはお問い合わせください
Q2.インクコーティング時、むらになる時はどうしたらいいですか?
A.むらになる原因はいくつかあります。1,インクロットの目づまり、2,ロットコーティング時のスピード、3,リケイ剤の適正、4,インクの色によってもありますが、方法としてシリコン101Aあるいはフィルムリケイ剤使用の場合はリケイ促進剤を使用してみてください。またインクロットを掃除してみてください、それでもダメな場合はリケイ剤処理後にシッカロールを塗布してからインク処理をしてください。
Q3.インクのグラデェーションベースをつくりたいのですが?
A.使う色をベースフィルムの上に順番に出します、次にロット棒で楕円を描く様に境界を混ぜ合わせボカシ部分をつくります、それからコーティングすればグラデーションのインクベースができます、あとは通常の転写シート制作方法で仕上げてかんせいです(露光する時にグラデーション部分とネガの位置をしっかり合わすことが必要です。

接着剤について

Q1.接着力を弱くするにはどうすればいいですか?
A.弊社はフォイルイメージ用接着剤、 BMX接着剤、D3S接着剤の3種類を供給していますが接着力を弱めるためには BMX接着剤かマット剤(必要に応じ供給します)によって調整してください。

メタリック用バックシートについて

Q1.メタリック画像が時間がたつとバックシートにくっつく防止策は?
A.バックシートをエンボス加工すれば防止できます。

市販印刷用箔の特徴について

Q1.市販泊がエッチングできないのですが?
A.市販印刷用箔は必ずトップ層があります、熱融着させるための樹脂層があるため、現像時にその部分が落ちずエッチングされない箔もあります、そんな箔の場合は合紙した後に樹脂層をとってやれば問題なくエッチングできます。
Q2.樹脂層をとるにはどうすればいいですか?
A.ホームセンターなどにあるペンキのはけ洗い液で拭けばとれます。